第33号 平成18年10月13日発行
 
 
9月市会定例会が閉会しました

  9月1日に告示、12・13日の両日に代表質問が行われた9月定例市議会は10月6日、最終本会議を迎え、地下鉄、市バス、上下水道、市立病院など2005年度の公営企業決算を可決して閉会しました。
  ほかに市人事委員会委員の選任議案等、撤回された京都市焼却灰溶融施設(仮称)新設工事請負契約関連議案2件を除いた市長提出議案60件を可決しました。
  また議員提案された意見書2件、決議1件、特別委員会の設置1件計4件を可決しました。
  内容を書きますと意見書は「肝炎問題の早期全面解決とウイルス性肝炎持続感染者の早期救済を求める意見書」、「障害者自立支援の一層の充実を求める意見書」、決議は「北朝鮮のミサイル発射及び核実験予告に断固抗議する決議」です。
  なお、民主党本部では障害者自立支援法に関して党として今国会緊急的な対応策として定率一割負担を凍結し、昨年までの支援費制度の水準に戻すための改正法案を提出する考えがあることを明らかにしています。

  私は公営企業決算委員会には入っていませんが大まかに論議の要点とそれぞれの局の決算状況を表示してみました。
 
◇交通局◇
市バスの決算状況(単位:億円)
  16年度 17年度 増減

収入

218.80

216.13

▼2.67

支出

209.65

212.54

2.89

計上損益

9.15

3.59

▼5.56

特別損益

▼0.52

▼0.48

0.04

累積欠損金

▼142.29

▼139.18

3.11

地下鉄の決算状況(単位:億円)
  16年度 17年度 増減

収入

229.49

237.77

8.28

支出

421.15

425.13

3.98

計上損益

▼191.66

▼187.36

 4.30

特別損益

▼0.82

▼0.54

0.28

累積欠損金

▼2384.47

▼2572.37

▼187.90



◇上下水道局◇
  水道事業では他都市と比較しても多い鉛製給水菅の残存率とその解消に向けての取組みを中心に、水需要拡大に向けた取組み、水道水が安全であることのPR等について、また、公共下水道事業ではまず鳥羽水環境保全センター内における鳥居等の復元に関する質疑、その他、下水汚泥のバイオマスエネルギー資源としての活用などについての質疑がありました。

◇市立病院◇
  市立病院では全市的な高さ規制の問題から整備事業の遅れが指摘されたほか、今後用いられるPFI手法について、このほか病院内での安全対策についても質問が多くでたようです。また、京北病院では現在常勤の整形外科医がいない状況でいかに人材を確保するか、合わせて看護師の確保に関しての質問も多く出ました。

■職員不祥事に関しての報告
  本当に残念なことですが京都市職員による不祥事が相次いで起こり、今年に入って12人の逮捕者を出すに至りこの異常事態を放置できないとの判断から京都市会では8月21日の連合審査を皮切りに連日局別集中調査を行い、28日に市長等への総括質疑を行いました。
  8月31日には臨時議会が招集され、市長から「信頼回復と再生のための抜本改革大綱」 〜不祥事の根絶に向けて〜 が77人の処分とともに発表され、同時に市会議員26名からなる「調査特別委員会」が設置され、職員不祥事根絶に向けた協議を重ねてまいりました。
  私も民主・都みらい議員団4名の委員の一員として課題の追求に参画、副委員長として、また市民の代弁者としての目線で協議に参加しました。
  市長から発表された3部構成からなる大綱の内容の一部分を紹介しましょう。


(1)環境局における「解体的」改革

過去10年間の懲戒処分者、逮捕者の大半が環境局職員であった。こうした職員は採用時(優先雇用で一部適格性を欠くものを採用)、採用後(研修・処分・勤務実態)いずれにも問題があった。この問題を解決するために「解体的」改革を行う。
(2)生活保護業務に係る不祥事防止のための改革
  生活保護業務に係る不祥事防止のための改革
  生活保護応急援護金の詐取や窃盗、不正流用が行われた背景には現金の保管や取扱いのルールに不備があり業務監査や職員意識、人事管理に不十分さがあった。この原因を一掃するために改革を行う。
(3)全庁的な抜本的改革
  過去10年間における被処分者のうち、以前に処分された経歴を持つものは19%であり処分の厳格さが足りなかったことも原因。また、不祥事につながる兆候のある職員への指導も不足しており、結果として公務員倫理を意識できていない職員がいた。この意識改革のために抜本的改革を行う。
以上が大綱の概要です。なお10月6日の最終本会議において「調査特別委員会」は一定の役割を果たしたとの判断から解散し、新たに市職員の不祥事対策に関する市の取組みをチェックする「市民の信頼回復と服務規律に関する調査特別委員会」が設置されました。


【編集後記】
  9月議会は職員の不祥事事件に始まり終わった議会でした。調査特別委員会による連日の審議、不祥事根絶強化期間中にも次々と起こる不祥事、この報告書を作成中にも考えられないような職員の飲酒運転事件における懲戒免職処分等、本当に一部の職員のために京都市全体が 地に落ちたと言わざるを得ない状況になっています。
  更に原因を追究し実効ある対策を粛々と進め、一日も早く市民の皆さんから失った信頼を取り戻す努力を職員の皆さんと共に進めてまいります。いろんな場所での助言、ご意見をお聞かせください。今回の報告書は文字ばかりの報告書になりました、スミマセン。



 
 
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